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回想トルソ。 [愚]

Tuesday , 1st March 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

首無しにんじん。
あっては食べ難く首は大抵無い決まり。2012-04-29 00:15 更新 426日遅れ

一本でもにんじん。


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埋土種子集団。 [愚]

Monday , 28th February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

私にも祝ってくれるひとがあって
年に二回くらい誕生日ケイキを喰らう。ゆんぐふらう。2012-04-28 23:55 更新 426日遅れ

26日のケイキ。


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馬喰ってやがてかなしき。 [愚]

Sunday , 27th February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

いつか読んだ随筆か何かに
茹でたスパゲティにバターを溶かし
輪切りの胡瓜を混ぜ込むだけといった質素な食べ物が
とても美味と書かれていた。
実際美味であることを確認しており
今日それを食べようと思いついたが
スパゲティも胡瓜もありながらバターが切れていて
詮無く洗った胡瓜をばりぼり齧る。
齧る音がやけに響く。2012-04-28 23:30 更新 427日遅れ

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針穴の象。 [愚]

Saturday , 26th February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

以前、にんにくババアというひとを知っていた。
本名ではなくあだ名である。
随分真っ直ぐなあだ名なのは
ババアが日々大量の大蒜を摂取していたからで
振り向かずとも匂いで存在が知れたし
見れば見たで大蒜の効果効能か
ベビイオイルを塗ったボディビルダ以上のテカり具合
火気を寄せれば引火しかねぬまでに
顔をぬらぬら光らせていた。
実際はボディも同じように光っていたか知れぬが
確かめてはいない。
分かっているのは漕ぐ自転車の異常なはやさで
ババアの残り香が少しも消えぬうちに
自転車が見えなくなるのだった。
興味本位に問うてみたいと思うこともあるにはあったが
半径5メートル以内に近付くと身体が痺れるなどして
まともに会話を交わしたことはない。
ゲルマローラーの如く大蒜を擦りつけ顔を磨いている
そんな戯言の真偽など知らぬまま生きる。悔いは無い。2012-04-27 17:30 更新 427日遅れ

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腐る心のゾンビイノ。 [愚]

Friday , 25th February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

串へ刺して加熱したなら焼き鳥屋の献立になる
そんな軽い考えでいて
焼き鳥屋が新しい焼き鳥の開発に苦心するとは知らずにいた。
新メニウを考案したからと試食を頼まれ
そういう隠れた苦労に思い至った次第である。

味見したのはアスパラ巻きで
肉で巻いたアスパラガスを串刺しという
斬新さの欠片もないありきたりな食べ物である
筈なのだけれど吃驚
焼き鳥屋、アスパラと言いながら大蒜を使っている。
馬鹿が。

売ろうとしているのは
アスパラガス巻きなのか大蒜巻きなのか。
その辺りは焼き鳥屋に任せるとして問題は味である。
雑味溢れるというか風味に欠けるというか
有り得ぬことだけれど豚肉か鶏肉かさえ識別しがたい。
何肉にしてもぱさつきが酷い。
タレは焼き鳥のというより焼き肉のそれという具合で
どこをどう工夫したかさっぱり知れぬ。

味は今ひとつで真新しさに欠ける。
本当のことをと言われたなら廃業しろと言いたいが
大した接点もない焼き鳥屋に言えるのはそれくらいである。
廃業を口にせずとも今の味覚感覚でやっていれば
放っておいても潰れる。2012-04-27 10:05 更新 428日遅れ

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鉄の枕を毛皮で覆う。 [愚]

Thursday , 24th February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

気分は顔つきにも態度にも何かを決めるにも
何にでも様々に影響するから
できるだけ穏やかにしておきたい。

例えば間違い電話がかかって来ても
「間違えました」「ごめんなさい」とかけて来たひとが言えるよう
簡素且つ爽やかな対応を心掛けている。
お互いわだかまりなく電話を切ればいいじゃないという発想だ。
それでも違う相手が出たことだけに執着
「ちっ」と舌打ちしてみたり
「マジで?」と疑ってみたりするひとが少なくなく
やさぐれる。
荒んだ心持ちになる。

身も蓋もない仕打ちに少しも穏やかでない。
当分電話に出ない。止むを得ない。2012-04-26 23:55 更新 429日遅れ

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サイダーの王冠。 [愚]

Wednesday , 23rd February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

野菜魚予想を売る、競りを仕切る
電車バス駅エレベータで案内する
飲食店で客に歓迎の意を伝える
それぞれのひとたちに独特の声音抑揚があって
特別の節回しも含めて職業をなすかのようである。

それらを生業に選ぶなら
独特の言い回し特徴ある声で職業そのものとなり己を消す。
名を捨て置き、八百屋魚屋予想屋車掌駅員に徹するから
そのひとを見なくとも口調で仕事が分かる。

聞き難さ不快さどこか痒い感じにやられることしばしばながら
技を受け継ぐ伝統芸能の類と受け止めている。
業務の一環として真顔でふざけた声を出す。
奇妙な発声がプロ意識なのだ。
プロ意識はほかで見せてもらいたいものだけれど。


時にファストフード店、コンビニエンスストアなどで
いらっしゃいまっすうぇえええいっと言われてみたりする。
鼻にかかった妙ちきりんな声で言われてみたりする。
手広いな伝統芸能と思うも
ファストフード店店員、コンビニエンスストア店員の正式を知らず
いらっしゃいまっすうぇえええいっ野郎の
独り善がりな自己満足ではと疑いを抱く。

喧嘩を売られた気にさえなり本心を確かめたくなる。短気。2012-04-26 15:45 更新

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隘路トランクイロ。 [愚]

Tuesday , 22nd February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

ひとがどうかしてしまうのは様々な要因が重なってのことで
ひとつを取り上げてこれが原因とは言えぬ。
それでも母親の変わるきっかけと思しきできごとはあって
経験を積むのは良いように言われるが
当然、全ての経験が有益ではない。

ある晩遅く、隣家のおっさんがこじ開けた窓から侵入
下品な言葉で母親に関係を迫った。
おっさんへ帰宅を促す母の切羽詰まる声を聞き
私と妹は目を覚ました。
三人でどうにかおっさんを追い払うが
母の怯えはおさまらず眠らぬまま朝を迎えた。
朝となっても母の顔色も顔つきも暗いままだった。

そこへやって来たのはおっさんの内縁の妻
近隣の顔役、世話焼き、うるさがたなどで
二度と同じことはさせぬから
昨晩のことは他言無用有耶無耶になどと言うのだった。
酔って魔が差しただけとも言うのだった。

知るひとのいない場所での母子三人暮らしに支えはなく
近隣と敵対を望まぬ母は彼らの言い分を受け入れた。
昨晩おっさんのいるうちに警察を呼べばよかった
私がそう言ったところでもうどうにもならない。


おっさんの侵入以降、母は変わった。
自身が襲われ得ることを
住む家が無防備なことを私たちが非力なことを知り
母は滅多に笑わなくなった。疑い深くなった。
諸悪が全て帰結するとは言わぬが
何かと開放的であった母の性格を激変させたのは事実だ。


他者に深手を負わせることをためらわぬ性欲が
酔っていたからという責任逃れの通用することが
私には理解しがたく気持ち悪い。

それだけを理由とせぬが痴漢強姦の根絶を望んでも
そうした事件の起こらぬ一日さえ未だ経験しておらず
詮無くアッサムとセイロンのブレンド茶を喫す。無力。2012-04-20 11:15 更新

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漂白ロボトミイ。 [ずっと、ずっと、前のこと]

Monday , 21st February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

母親の正気を疑われるなどして
福祉事務所、保健所、児童相談所の一団による家庭訪問を受けたのは
中学生のときである。
何の前触れもなく精神科医を伴い彼らはやって来た。


父が死んで数年
母と妹と私の三人暮らしには財産も貯金も働くひとも無く
福祉事務所、保健所、児童相談所それぞれに担当者がいて
干渉を拒む術はなかった。

母親の振る舞いは異質なものとなっており
突飛な言動に妹も私も振り回され困惑していた。
それでも三人の生活を続けたく思ってもいて
母の幻聴を幻覚を妹と私も見聞きしたと言ってみたりした。

三人で見聞きしたとなれば幻聴幻覚も現実のものとされ
従前の暮らしを守れると思い、そう言ってみたのだが
担当者のひとたちは一家三人の正気を疑うようになった。
妹と私は様々なことが理解できぬ状態にあると考えられた。

そこで精神科医を連れ立っての家庭訪問である。
担当者はそれぞれに上司なども連れて来たりして
古びた公営住宅へそれだけの人数が一度に訪れるのは
初めてのことだった。

彼女にだけ見えるひとと話す母の傍らで私は午睡しており
完全な不意打ちであった。
目覚めると周りにたくさんのひとがいて面食らう。
寝ぼけた顔と頭でふらふらと奥へ引っ込むと直ぐ
あの反応はおかしいと言うのが聞こえた。
そう聞こえてようやく訪問の意図を朧げに知るが
知ったところで私は既に
彼らにとっての陽性反応を見せてしまったらしかった。

遡って死んだ父も気が違っての自害と憶測されるに至り
要らぬ血統書が拵えられつつある。
妹の項へ何が書き添えられるか知れたものでない。
妹は酷く冷めた小学生で
血統書に何か書くならそのことこそ書くべきだけれど。


妹は訪問者など存在せぬかのように窓の外を眺めていた。
精神科医が何をしているか妹に問う。
「円盤を見ているの、空飛ぶ円盤、あそこに見えるでしょう」
指先には曇り空が広がるばかりである。
口々に円盤かと呟きながら精神科医や担当者たちは
その日はそこまでとして何も決めることはなかった。

三人が三人ともおかしい。
小学生は小学生の、中学生は中学生の
心を病んだひとは心を病んだひとの施設へ送り込む手筈が
手筈通りの収容先でよいか担当者たちは迷う。
妹が何を思って円盤云々を言い出したのか知らぬが
結果、三人の暮らしに少しの猶予が与えられた。


それが母と暮らす最後の日々となる。2012-04-19 16:20 更新

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牢獄のハリネズミ。 [愚]

Sunday , 20th February 2011  gremz 自然破壊 森林破壊 大気汚染 オゾン層破壊

医者通いも長くなり担当医も幾人めかになる。
今の担当医は気に入っており
完治しようとしなかろうと
彼の担当を外れたなら通院を止めるつもりでいる。
それほど相性や信頼関係の良さを感じられる医者であっても
ときに本気かと思う提案をされることがあって
真面目に言ってくるので乗ってはみるけれど
日々午前一時に薬を飲むなんてのは
真冬の夜中に正気の沙汰でない。
日曜日の朝じゃない。2012-04-04 15:20 更新

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